小麦アレルギーの方にとって、外食は思った以上にリスクが多く
「何を頼んだらいいの?」「どこまで確認したらいいの?」と
不安に感じる場面が多いですよね。
この記事では、管理栄養士の視点から
外食で特に気をつけたいポイントをわかりやすくまとめました。
小麦不使用メニューでも安心できない理由(コンタミネーション)
外食で最も大きな問題は『コンタミネーション(微量混入)』です。
たとえば「小麦不使用の唐揚げです」と言われても
・同じ油で天ぷらを揚げている
・トングやザルを共有している
このような調理環境では、意図せず小麦が混入してしまう可能性が
非常に高いといえます。
特に揚げ油の共通利用は最もリスクが高いです。
外食の揚げ物は、ほとんどの場合共通の油を使用しています。
天ぷら・唐揚げ・とんかつなどの衣が油に落ちるため、
フライヤーの油はほぼリスクがある状態になってしまいます。
一番多いのが「ポテトフライ」のコンタミネーションです。
ポテトフライ自体は小麦粉などをはたいていない
じゃがいものみの場合は食べることができます。
しかし、他のフライと同じ揚げ油を使っていることがほとんどのため
メニューにあっても大抵注文することはできません。
ポテトフライのみの別のフライヤーで揚げていれば食べれますので
伺える範囲で店員の方に伺うと良いですね。
外食チェーンの例
例として、マクドナルドのポテトはポテト専用のフライヤーで揚げられており
小麦を扱うとフライと分かれています。
そのため小麦アレルギーでも食べられるケースが多いです。
また、お高めのレストランなどでは「新しい油で別にポテトを揚げてくださった」
という対応があったという声もあり
お店によっては柔軟に配慮してもらえることもあります。
小麦アレルギーでも安全に外食するために
外食のジャンルによって、リスクは大きく異なります。
◎比較的安全なジャンル
『焼き魚・刺身中心の和食』
調理工程がシンプル。お麩には気を付けて。
『焼肉』
タレの小麦混入と下味に小麦粉を揉みこんでいないか確認ができれば◎
塩・レモンでより安心して食べられます。
『しゃぶしゃぶ』
つゆ・ポン酢の小麦使用有無だけ確認すれば安全度は高め。
醤油と小麦アレルギーの関係
醤油の原材料には“小麦”が含まれますが
醸造過程でアレルゲンがほぼ消失するため
通常の小麦アレルギーでは 醤油を除去する必要はありません。
しかし、微量でも症状が出る方 アナフィラキシー歴がある方など
個人差が非常に大きいため注意が必要です。
また、アレルギー表示では醤油を使用した場合も
「小麦含む」と表示されるため
表示だけを見ると醤油由来の小麦なのか
小麦粉自体を使っているのか判断できないという問題が生じます。
そのため外食時には「醤油は大丈夫ですが、小麦粉は避けています」
のように自分の状況を正確に伝えることが大切です。
まとめ|ポイントを知れば外食の安全度が大きく上がる
小麦アレルギーの外食はリスクが多いものの
「何に注意するか」 を理解していれば安全性は大きく向上します。
外食は決して怖いものではありません。
正しい知識を持ち必要な確認をすることで
安心して食事を楽しむことができます。
